日本でいちばん大きなホーム番線の数字を使っている駅はどこか、ご存じだろうか?

乗り入れする列車の数の多い東京駅や新宿駅、あるいは大阪あたりの駅を思いい浮かべる人が多いかもしれないが、答えは意外にも京都駅です。

というのも京都駅では現在、6面ある在来線のホームを1〜10番線で呼び、2面ある新幹線のホームをH〜14番線、そして平成6年からは関空特急〈はるか〉乗り場と山陰線嵯峨野線の1〜3番線を、30〜33番として使っているからです。

というわけで、いちばん大きなホーム番線を持っているのは、京都駅となるのです。

では、実際のホーム番線の数がいちばん多い駅はどこかというと、これはやはり、多くの列車が乗り入れする東京駅です。

東京駅にはホームが全部で13面あり、1997年現在、地上に1〜10、14〜19番線、地下総武1〜4番線、地下京葉1〜4番線と、計28のホーム番線があります。

その詳しい内訳は以下のとおりです。

まあ、これだけたくさんのホームがあって、しかもこれだけ新幹線が発着しているとなれば当然というべきか。

駅間距離の長短、日本一を比べてみると…日本でドライバーたちにもっとも人気の高い場所といえば、やはり北海道でしょう。

信号がまったくない広い道路を走るのは、ほかの土地ではなかなか味わえない快感です。

このことは、列車の運転手についてもいえるかもしれないのです。

JRの在来線を見たとき、駅と駅との距離がもっとも長い場所は、やはり北海道にあるからです。

石勝線のトマムー新得間の338キロが、JRでもっとも駅間距離が長い駅間です。

途中に信号場が5つあることからも、この駅間がいかに長いかがわかります。

やはりこれも北海道です。

それでは、JRの駅間距離のもっとも短い駅間はどこかというと、これは富山県にあります。

時刻表では営業キロは05キロ端数を切り上げてあるため、所要時間1〜2分となっているが、なんだかスピードを上げているときより、ブレーキをかけている時間のほうが長そうです。

こんなに大きい駅名改称のイメージアップ効果ひところ、CIブームの波にのって、イメージアップをはかろうと社名を改称する企業がけっこうあったのです。

その流れにのったのか、JRの駅でも、地元のイメージアップをはかるためにと、駅名を改称するケースが増えています。

JRの民営化以後、その傾向は強いようで、JRになってからの6年間で43の駅が駅名を改称しています。

まだ国鉄だった時代、1975年から87年までの12年間の改称が30件だったことと比べると、大ちがいです。

イメージアップロ的と思われるものでとくに多いのが、温泉と、駅名に温泉を入れるケースです。

時刻表に名前が載って全国に知られるわけだし、車内放送でも次は温泉、温泉などと連呼してくれるから、乗客は、ここに温泉があることを覚えてくれます。

へたな広告をうつより、よほど効果が高そうです。

たとえば中央本線の石和温泉駅旧石和駅でも、駅名改称の効果はしっかりあらわれています。

駅名を改称したのは1993年4月のことだが、早くも翌月のゴールデンウイークには、前年より1割も集客力がアップしたといいます。

列車待ちのときにもゆっくり温泉につかれるよう、その風呂には列車の接近を知らせる信号までついています。

ただし駅名改称には、それなりの出費や手間が必要になることはいうまでもないのです。

自分の駅に掲示してある駅名表から運賃表、所要時間案内といったものを作り直したり、関係する駅の駅名表や運賃表なども変更しなければならないのです。

先ほどの石和温泉駅の場合は、駅名改称費用として、地元の観光協会が4000万円ほど負担したといいます。

歴史をひもとくと、鉄道が開業した明治5年から昭和48年までのおよそ100年間で、400もの駅が駅名改称を行なっています。

もちろん、すべてがイメージアップのための改称ではなく、村や市が合併するなどして地名が変更したことにともなうものが多かったが、駅名も世につれて変わっていくもののようです。

このクイズには、鉄道マニアならずとも答えられるでしょう。

正解は、紀勢本線の津です。

津は二重県の県庁所在地でもあるだけに、正解者は多いでしょう。

では、もっとも長い駅名は何かご存じでしょうか。

これらがJRの駅名としては最長です。

この4駅の名前をアルファベットであらわすと、もっとも長いのは宇都宮貨物ターミナルになります。

しかし、第三セクターを含めた私鉄の中には、これらJRの駅などおよびもつかないほど長いものがあります。

長い駅名のはしりといわれたのが、1988年に開業した阿武隈急行の新駅やながわ希望の森の公園前。

車掌さんにとっては、駅名を読むだけでもひと苦労でしょう。

津はTSUと3文字になるが、ローマ字の最短は2字です。

粟生A.、加古川線飯井II、山陰本線頴娃EI、指宿枕崎線小江.E、長崎本線以上4つが、アルファベットでもっとも短い駅名になります。

駅名にもこうしたケースはしばしばあります。

かんだと聞いて、東京の神田駅と思って聞いていたら、じつは福岡にある苅田駅のことだったと、話の途中でようやく気づいたなどということもあります。

駅の話をするときは、駅名だけでなく、何線の駅かもいったほうが、つまらない誤解を生まずにすみそうです。

駅名でも、同じ漢字で読みまで同じだったらややこしくなります。

まさか同じJR内で、同名同字の駅などあるはずないだろうと思いきや、これがけっこうあります。

それも、二駅どころか三駅とも同名同字の駅名もあるのです。

そのうちのひとつは大久保で、中央本線、奥羽本線、山陽本線にあります。

もうひとつは白石で、函館本線、東北本線、肥薩線にあります。

1989年まではもうひとつ、旭という名の駅が名寄本線、総武本線、土讃本線にあったが、名寄線の廃上により二駅だけになったのです。

では二駅が同名同字の駅はというと、少し探しただけでもけっこう出てきます。

以下に、その一部をご紹介しましょう。

同じJRグループで同名同字が出てくるのはやむをえないのかも。

本名よりわかりやすい?

同じように、ある駅を指すときに、本名よりも通称でいったほうがわかりやすいところも少なくないのです。

たとえば東京の営団地下鉄千代田線赤坂駅のことを、TBS前というようなもの。

駅の近くにあまりにも有名だったり、よく利用される建物などがある場合、駅名の下にカッコつきで通称が書かれていることも多い。

そのうち、営団地下鉄銀座線の三越前のように、カッコの名や通り名が正式名称になる日が来るかも。