最近は、イメージアップのため、どんな町や村でも日本一になれるものはないか探す時代だが、たしかに日本一にもいろいろあります。

駅にしても、日本でいちばん低位置にあるということで、売り物になります。

日本で一番低位置の駅と駅待合室に標柱が立っているのは、JR関西本線の弥富駅です。

ここは海抜マイナス..93メートルの位置にあり、地上にある駅ではいちばん低い。

青函トンネルを走る海峡線の吉岡海底駅がそれです。

海底内に駅を作るなんて、スキューバダイビングでもするのかと不思議に思われるかもしれないが、じつはこの駅、乗客の乗り降りのために作られたのではないのです。

だから、駅とはいっても、改札や出入り回はないのです。

これらの駅に降りてみたいと思ったとき、注意したいのは、海峡線に乗った乗客の誰もが降りられるわけではないことです。

ふたつの駅を見学したい人は時刻表で確認したうえで、事前に見学整理券を買わなければならないのです。

海底駅に滞在できるのは、列車によって1時間から2時間だが、これらの駅に止まる列車でも、駅に降りられるのは1車両だけで、そのほかの車両からは降りることができないのです。

海抜マイナス30.58メートルにあり、ホームの場所は地下5階にあります。